現役配達員が語る生協ドライバーのお仕事|給料・休み・出世など

      2017/09/15

生協で配達の仕事をやりたいという人、結構多いんですよね。

運送系の仕事の中では爽やかなイメージで、土日が休めて、会社もしっかりしてそう。

そういう印象を皆さんが持つの分かります!!

自分も6年前に、そう思って生協の宅配ドライバーを始めました。

実は、その皆が持つ印象は、合っている所と間違っている所があります。

そこで今回は、私の経験も交えながら生協宅配ドライバーのイメージと現実について書いてみたいと思います。


生協の配達員は生協職員じゃない!?

まず、皆さんに知っておいて欲しいのが生協の配達員の多くが生協職員ではないという事実です。

時々、勘違いされている人がいて、生協の配達員=生協の職員と思いがちですが、違う場合の方が多いです。

「じゃあ、何者?」というと、多くは生協から配達を委託された運送会社の社員です。

ちなみに、私も生協職員ではなく運送会社の社員です。

生協の仕事だから入社すれば生協の職員になれると思いきや、入った会社が生協の下請けなら生協職員にはなれません

生協の職員は安定しているイメージがあるので、生協職員になれないのであれば、辞めようかなという人も多いです。

配達について

ここでは、生協の配達がどんなものか簡単にまとめてみたいと思います。

まず、配達する商品は生鮮食品をメインに日用品全般です。

お客様(生協では組合員と呼ぶ)はほとんどが主婦の方です。

配達先は主に組合員さんの自宅で、在宅していれば商品を手渡しし、不在の場合は発泡スチロールの箱ごと置いて来ます。

不在時に商品を持ち帰って再配達する事はないので、その点は宅配便よりも楽だと思います。

トラックドライバーですが、トラックを運転している時間はかなり短く荷台で作業をしている時間の方が長いです。

なのでトラックを運転したいと思っている人には向いていません

配達先も団地やエレベーターの無いマンションだと、手上げをしなければならないので、かなり体力勝負の仕事です。

そして夏は暑く、冬は寒いのでその点も覚悟が必要です。

特にここ最近の夏は、異常に熱いので、熱中症対策をしっかりしないと冗談抜きで生死に関わってきます。

商品一つ一つはそれほど重いものではありませんが、水物や米などがあると一気に重くなります。

水や米が入っている荷物を団地の5階まで手上げする時は、かなり気合いが必要になります。

配達件数

これは所属する生協、所属する運送会社、また配送する地域によっても違いがあります。

少なければ50件ぐらい、多いと80件ぐらいだと思います。

ちなみに、現在私は1日に70件~80件ぐらい配達しています。これは結構多い方だと思います。

ただ、私が配達している地域は密集した住宅街で荷物が捌けるので件数自体は多くなっています。

田舎で家と家が遠かったり、都心でトラックを停める場所がないなど配送環境によっては、もっと少ない配達件数になると思います。

営業活動

生協ドライバーの重要な仕事の1つに販促活動(営業活動)があります。

季節毎におすすめ商品だったり、共済の推進活動だったり、新規加入を取らなければいけない事もあります。

この販促活動は、大抵の場合ノルマがあります。

そして、ノルマを達成するためには普段から自分が担当する組合員さんと仲良くしておく必要があります。

この販促活動(営業活動)が嫌で生協の配達をやめてしまう人は結構多いです。

給料について

給料は、同じ生協の配達でも所属している運送会社によって違います。

参考までに私の会社の場合、担当で手取り20万円弱~25万円ぐらいです。

家族と子供がいると、養っていくにはかなり厳しい給料です。

昇給もあまりなく、管理者にならない限りは25万円ぐらいが頂点です。

もっと稼ぎたければ、まずは国家資格の運行管理者を取得して管理職になる必要があります。

トラック30台ぐらいを束ねるセンターの所長で、年収600万円ぐらいだと思います。



残業はある?

担当者であれば、自分の配達さえ終われば残業をしないで帰れます。

ただ配達が終わらなければ帰れません。

また、さっきも書いたように営業活動があるので、ノルマをクリア出来そうになければ、配達の後に電話掛けなどをしなくてはなりません。

配達にしても販促活動にしても効率的に終えられれば残業をしなくて済みますが、終わらなければ月30~50時間ぐらい残業することになります。

ちなみに、私が所属する会社は50時間までがみなし残業に含まれていて50時間を超えないと残業代は付きません。

休みについて

休みは土日休みの完全週休2日制です。

運送系の仕事は、土日をきっちりと2日間休める会社が少ないので、土日完全週休2日制は生協ドライバーの魅力の1つです。

ただし、祝日、ゴールデンウィーク、お盆の休みはありません。

年末年始の休みも3~4日と短めです。

年間休日数は105日ぐらいです。

有給休暇もなかなか取るのが難しいです。

年間に1日か2日取れれば良い方だと思っていて下さい。

所長までの道のり

生協の担当者として出世を目指す人のために、簡単な出世街道の道のりを以下に説明します。

入社後は、まず配送担当として1つのコースを任されます。

その後、配送の頑張りや営業活動の頑張りが認められれば担当リーダーとして、他の担当者をまとめる立場になります。

そしてリーダーとして上手く担当者達をまとめつつ、センター全体の営業活動等の数字を上げることが出来れば所長代理となります。

ここまでくれば所長も目の前です。

所長代理では、所長の業務を補佐しながらセンター全体の運営を学びます。

配送面に関しては、現場での決定権が所長代理に任されているセンターも多い様です。

所長代理として大きな問題も起こさず、数年頑張っていれば、後はタイミング次第で所長になれると思います。

まとめ

今回私が書いた内容はすべての生協宅配ドライバーに当てはまる訳ではありません。

ですが、大体のドライバーがこの様な条件で働いていると思います。

この仕事内容、労働条件を見ると、正直そこまでおすすめできる仕事ではありません。

ただ、それでも何故私がこの仕事を続けているかと言うと、正社員で採用してくれて、土日が完全週休2日で、ある程度配達も営業活動も効率的に終わらせることが出来ているので、毎日残業なく16時や17時に帰宅出来ているからです。

もし生協ドライバーになったばかりの人やこれからなろうと考えている人は、手際よく配達を終わらせられる様に努力と工夫をすると良いかと思います。





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