選抜の出場校ってどうやって選ばれるの?21世紀枠って何?選抜高校野球について詳しく解説!

      2017/01/26

高校野球(硬式の部)では、全国高等学校野球連盟主催の2つの全国大会があります。

1つは、毎年3月下旬から行われる春の選抜高等学校野球大会で、もう1つは毎年8月上旬から行われる夏の全国高等学校野球選手権大会です。

今回は春に行われる選抜高等学校野球について解説していきたいと思います。

選抜高校野球大会の歴史

選抜高等学校野球大会は1924(大正13)年に毎日新聞社の主催で第1回大会が開催されました。

第1回大会は高松商業(香川)、和歌山中(和歌山)、愛知一中(愛知)、立命館中(京都)、早稲田実業(東京)、松山商業(愛媛)、市岡中(大阪)、横浜商業(神奈川)の8校が参加して行われ、高松商業が優勝しています。

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ちなみに、第1回大会のみ愛知県名古屋市にあった八事球場(現在は撤去)で行われ、第2回大会以降はお馴染みの阪神甲子園球場で行われています。

1947(昭和22)年の第19回大会からは日本高校野球連盟との共催となり、更に2010(平成22)年の第82回大会からは夏の選手権大会を主催する朝日新聞社も後援に加わりました。



出場校

春の選抜大会の特徴は何と言っても、出場校の選出方法にあります。

夏の選手権大会は、ある意味わかりやすく、ずばり一発勝負です。各都道府県大会で優勝したチームが甲子園に出場します。

一方、春の選抜大会では、大会前に開かれる選考委員会で出場校を選びます。

その選出にあたっては、前年秋の各都道府県大会と各地区大会の成績を基に選考されます。

32校の内訳は、一般枠2821世紀枠3明治神宮大会枠1となっています。

一般枠

全国を9地区に分け、学校数などに応じて決まった枠数が割り振られています。

また、前年秋に行われた明治神宮大会で優勝したチームの地区に明治神宮大会枠として1枠追加されます。

各地区の出場校枠は以下の通りです。

北海道(1)
東北(2)
関東・東京(6)
東海(2)
北信越(2)
近畿(6)
中国・四国(5)
九州(4)

関東・東京は両地区合わせて6校です。そのうち4校が関東から、1校が東京から、更に残り1校が、関東か東京のどちらか一方から選ばれます。

同様に、中国・四国は両地区合わせて5校です。そのうち2校が中国から、同じく2校が四国から、更に残り1校が、中国か四国のどちらか一方から選ばれます。

21世紀枠

21世紀枠は21世紀となった2001(平成13)年から、より多くの学校に甲子園出場のチャンスを与えるために設けられた出場枠です。

21世紀枠で選ばれる高校は、苦難を克服したり、他の学校の模範となっている学校で、前年秋の大会で一定の結果を残した学校から選ばれます。

どのように選考されるかと言うと、まず秋季大会終了後(11月中旬~下旬)に北海道を除いた各都府県の高野連が推薦校を1校選定します。

その後、12月中旬頃に「北海道」「東北」「関東・東京」「東海」「北信越」「近畿」「中国」「四国」「九州」の各地区ごとに推薦校を1校に絞ります。この時点で候補の推薦校は9校になります。

そして最終的には1月下旬の出場校選考委員会において21世紀枠3校が選ばれます。


過去20年の優勝校と準優勝校

過去20年の優勝校と準優勝校を調べてみました。

年次 優勝校 準優勝校
第69回(1997年) 天理 中京大中京
第70回(1998年) 横浜 関大一高
第71回(1999年) 沖縄尚学 水戸商業
第72回(2000年) 東海大相模 智辯和歌山
第73回(2001年) 常総学院 仙台育英
第74回(2002年) 報徳学園 鳴門工業
第75回(2003年) 広陵 横浜
第76回(2004年) 済美 愛工大名電
第77回(2005年) 愛工大名電 神村学園
第78回(2006年) 横浜 清峰
第79回(2007年) 常葉菊川 大垣日大
第80回(2008年) 沖縄尚学 聖望学園
第81回(2009年) 清峰 花巻東
第82回(2010年) 興南 日大三高
第83回(2011年) 東海大相模 九州国際大付
第84回(2012年) 大阪桐蔭 光星学院
第85回(2013年) 浦和学院 済美
第86回(2014年) 龍谷大平安 履正社
第87回(2015年) 敦賀気比 東海大四
第88回(2016年) 智辯学園 高松商業

過去20年で見ると横浜と沖縄尚学が2度優勝しています。横浜は準優勝も1度あります。

横浜は第70回記念大会の年には、夏の選手権も制し、春夏連覇を成し遂げています。その時のエースが松坂大輔投手です。

歴代でみると最多優勝は中京大中京(中京商業)で4回、次いで、県岐阜商業とPL学園が3回となっています。

選抜大会をより楽しく見るために

最後に、春の選抜大会をより楽しく見る方法として、前年の秋季大会をチェックすることをオススメします。

前にも書きましたが、選抜に選ばれるかどうかは前年の秋季大会の成績が大きく左右します。

そのため、秋季大会から注目チームや注目選手を自分なりにピックアップしておくと、春の選抜高校野球がより一層面白くなります。

もし、「秋季大会がすでに終わっている」という場合は

毎年、秋季大会の結果を詳しく掲載している『報知高校野球』や『ホームラン』などの雑誌を見ておくだけでも春の選抜がより面白くなります。




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