筒香嘉智は松井秀喜を超えられるか?頼れる4番バッター、筒香と松井を比較してみた。

      2017/05/08

球団史上初のクライマックスシリーズ進出を目指すDeNAベイスターズ。そのベイスターズにおいて、不動の四番打者として打棒を振るう筒香 嘉智(つつごう よしとも)。

最近の彼を見ていると、巨人からヤンキースに進み国民栄誉賞を受賞した松井秀喜氏の全盛期の打撃を思い出す。

筒香も松井も高校時代から注目を集める左のスラッガーだ。二人ともファンを魅了する特大のホームラン放ち、チャンスにもめっぽう強い。そしてチームメイトとファンからは絶大な信頼を得る一方で、相手投手からは最も嫌われる存在だ。

近い将来、筒香は松井を超えるのだろうか?そして松井を超えたとしたらこれからどれだけ凄い記録を打ち立てるのだろうか?野球ファンにとって、何とも楽しみな空想だ。

筒香は今年(2016年)で入団から7年目を迎えている。

そこで、どちらも高卒入団の筒香 嘉智と松井 秀喜の入団から7年目までの成績を比べてみた。これを参考に筒香のこれから成長を想像するとワクワクが止まらない。



筒香と松井の成績

<筒香と松井の入団以来の打撃成績比較表※表1>

筒香 嘉智 松井秀喜
1年目 打率.143 HR1本 打点1 打率.223 HR11本 打点27
2年目 打率.241 HR8本 打点22 打率.294 HR20本 打点66
3年目 打率.218 HR10本 打点45 打率.283 HR22本 打点80
4年目 打率.216 HR1本 打点3 打率.314 HR38本 打点99
5年目 打率.300 HR22本 打点77 打率.298 HR37本 打点103
6年目 打率.317 HR24本 打点93 打率.292 HR34本 打点100
7年目 打率.319 HR36本 打点87  打率.304 HR42本 打点95

※筒香の7年目は8月27日現在 赤字はリーグトップ

松井 秀喜の凄さ

筒香の成長ぶりを確認するためにこの表を作ってみたが、数字を比べてみると、あらためて松井 秀樹という男の凄さが浮き彫りになった。

まず、1年目。筒香は10打席でホームラン1本なのに対し、松井は高卒の新人野手でありながら1年目から二桁のホームランを放っている。

高卒1年目であれば、1軍の試合に出て、打席に立つだけでも立派なのに松井の11本塁打は素晴らしい。

因みに、高卒1年目で二桁本塁打を放っている選手をピックアップしてみた。プロ野球史上6人しかいないが、やはり偉大な記録を残した名選手ばかりだ。

清原 和博31本PL学園―西武
豊田 泰光27本水戸商―西鉄
榎本 喜八16本早稲田実業―毎日
張本 勲13本浪商―東映
中西 太12本高松一―西鉄
松井 秀喜11本星稜―巨人

そして松井は表1からも分かるように、2年目からすでに巨人の中心打者としてコンスタントな成績を残し続けてきた。入団6年目にはホームランと打点の両方でタイトルを獲得した。

ここ3年で成長した筒香

かたや、筒香は入団5年目に一皮向けた感がある。

入団5年目、6年目と打率は3割を超え、ホームランも大台の20本を超えた。

そして、7年目の今年は111試合消化した8月27日の時点で打率.319、ホームラン36本、打点87と打点以外はすでにキャリアハイを超える数字となっている。

特に月間MVPに輝いた7月は24試合で打率.429、ホームラン16本、打点31を叩き出した。

残り試合を考えても、7年目にして、打率、本塁打、打点すべてにおいて、遂に松井 秀樹の数字を超えそうだ。

そして、今年は侍ジャパンでも四番を張り、打席での貫禄も出てきた。打席に筒香を迎えて完全に怖じ気づいてしまう投手も目にする。

また、横浜スタジアムで彼が打席に立つと、ホームランを期待する観客のボルテージが一気に上がり、たとえ負けている試合であっても球場の雰囲気を一変させてしまう。この存在感こそ四番の中の四番と言えるだろう。

筒香はチームをCSに導けるか?

松井 秀喜は巨人に在籍した10年の間にチームを4度のリーグ優勝と3度の日本シリーズ制覇に導いている。一方の筒香は残念ながら、まだ一度もチームをCSにさえ導けていない。チーム力の差もあるが、やはりそこに筒香と松井の差があると言われても仕方がないだろう。

しかし、今年は8月下旬の時点でベイスターズも3位と健闘している。筒香自身は相手ピッチャーに勝負を避けられてしまうこともあるが、是非、筒香の打棒でチームをCS、更には優勝まで引っ張って行ってもらいたい。その上で、7年目の松井の数字も超えることが出来れば、将来的に松井 秀喜も超え、歴史上に名前を刻む大物スラッガーとなることだろう。

横浜の空高く、ホームランかっとばせ筒香!!

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